7歳からの老犬(シニアドッグ)と介護が必要なワンコのための岡山のショップ わんケア(ワンケア、ワン・ケア)
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老犬介護の基礎知識 認知症トップ画像

■ワンコも歳をとると認知症にかかることがあります。

 ワンコも高齢になるとボケの症状が出てくることがあります。老化による脳の神経細胞の衰えや自律神経の機能低下、脳の萎縮などの原因が挙げられますが確実なことはわかっていません。ワンコのボケの症状には飼い主がわからなくなる、徘徊する、意味もなく夜鳴きするなど様々なものがあります。このような場合、原因がはっきりわかっていないため対症療法を行うしかありません。少しでもボケの進行を遅らせるために、現実を受け入れ適切な対応を行うことが必要になります。

ワンコの認知症の予防のために

1 たくさん話しかける

 コミュニケーション不足は愛犬のストレスになります。たくさん話しかけてコミュニケーションをとると頭も気持ちも活性化します。

2 スキンシップをとる

 眼や耳が衰えてきたワンコだからこそスキンシップが大切です。しっかり体に触ってあげる事で感情を刺激し元気にします。

3 散歩中に刺激をプラス

 散歩が排泄のための時間になっていませんか?時にはコースを変えてみたり、寄り道して遊ぶ時間を作ったりして刺激を増やしてあげると老犬の好奇心を呼び戻します。

4 子犬を迎える

 同居犬を迎えるのは大変刺激になります。上下関係を示そうとしたり、うるさいと邪魔にしたりするのも心とカラダの刺激となるでしょう。

■こんな行動をワンコはとっていませんか?
ワンコの認知症の症状について。

1 後退できない。くるくる回る。

 前進しかできす後退できない、クルクル回るといった行動はボケの症状が現れ始めたワンコによく見られる症状です。これらの障害が出たときは、バスマットなど柔らかい素材で円形のサークルを作ってあげましょう。角がないので嵌り込む心配もなく、体をぶつけても柔らかいので安心です。

2 夜鳴きする

 何も理由がないのに短調で高い声で鳴くのはボケの症状のひとつ。また昼夜逆転してしまうワンコも多いです。このような症状がでたら、まず本当に鳴く理由がないのか確認しましょう。体調不良や環境への不満が原因で鳴いている場合もあります。夜中に鳴かせないためには、昼は活動して夜は睡るという形に体内時計を修正してやるのがポイント。体内時計は日光にあたると調整できるので、寝たきりになってもひなたぼっこさせましょう。

3 おもらし

 おもらしもボケの症状のひとつ。ボケによるおもらしは叱っても効果がないので、おむつやペットシートを上手に使って部屋を汚すのを防ぎましょう。尿の量が増えているなら腎臓病、糖尿病、生殖器の疾患の恐れが。回数が増える、いきむ、血尿が出るなどの症状があれば膀胱炎の疑いがあります、動物病院で受診しましょう。

4 異常に食べる

 一日の食事回数を増やして食べたい気もちに応えてあげましょう。ボケの症状が出たワンコは、ひっきりなしにごはんを欲しがることがあります。こういう場合は1日のトータルの食事量は変えず、何度にも分けて与えるとよいでしょう。食べる回数を増やすと、ごはんをせがんで鳴く回数を減らせます。低カロリーのおやつをあげよう異常に食べるからと言って太ったり、吐いたり下痢をしていなければそれほど気にする必要はありません。ごはんを食べても欲しがるなら、カロリーの低いおやつをあげるのも手です。